イースターの平和な日曜日に、ロサンゼルスのセキュリティ会社の金庫から3,000万ドルという巨額のお金が盗まれるという事件が発生しました。
犯人らは厳重なセキュリティをかいくぐり、警報を作動させることすらなく巨額の現金を持ち去ったとみられ、映画「オーシャンズイレブン」を地で行くような話だと各メディアで報じられています。
The wild $30 million cash heist from a Los Angeles warehouse Easter Sunday was apparently pulled off by a top-notch group of criminals – and so clean that it could go unsolved, an expert says.
(中略)
The polished criminals snuck into the site through its roof and accessed a safe without setting off any alarms, authorities said.
They made off with $30 million in cold hard cash — which would have weighed 660 pounds in $100 bills, Selby said.
(Olivia Land. Here’s why the $30 million Los Angeles heist on Easter Sunday could go unsolved. New York Post. April 7, 2024.)
今回の事件は銀行強盗ではありませんが、現金の強奪や盗みというのは現代では割に合わない犯罪と言われます。それは捕まる確率が高いということもありますが、振り込め詐欺やオンライン詐欺、仮想通貨の詐欺など、現金を扱わない犯罪の方が効率が良く、またリスクも少ないと考えられています。
今回は100ドル紙幣にして660ポンド(約300キロ)という現金を物理的に盗み、持ち去ったということですから、話題になるのも当然でしょうか。
記事では、
cold hard cash
という表現が使われています。これはアメリカ英語の俗語表現で、現金という意味です。
"cold cash"、また"hard cash"とも言います。
キャッシュ自体、現金という意味ですが、何故、"cold"、あるいは"hard"なのでしょう?
"cash"には小切手や手形による支払いも含むところ、"cold"、あるいは"hard"は物理的なお金そのもの、つまり紙幣、硬貨、すなわちすぐに使える(換金や手続きの必要が無いもの)に特定するという意味があるようです。
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