令和時代になって最初の国賓と言われていますが、トランプ米大統領が先日土曜日から日本を訪問しています。
首都高や都心で厳戒の警備体制が敷かれるということを新聞で読んでいましたが、日曜日の大相撲千秋楽を観戦し、大統領賜杯を自ら贈呈するということで、両国国技館も大変な騒ぎだったそうです。
CNNの記事から引用しました。
Tokyo (CNN) — A sunny round of golf, double hamburgers for lunch, ringside seats at a sumo wrestling "basho" and a barbeque dinner. Those were the components Sunday of Japanese Prime Minister Shinzo Abe's latest bid to become President Donald Trump's best global friend.
Whether the hours of male bonding result in wins on trade and security remains to be seen. Before the day even began, there were signs the ardent effort at cultivating the US leader -- started even before he assumed office -- had not paid off in new agreement on North Korea.
Still, the lavish displays of camaraderie clearly suited Trump, who was pictured at the Mobara Country Club south of Tokyo smiling broadly in a selfie taken by Abe as they played 16 holes and sat together for both breakfast and lunch (double cheeseburgers made from American beef, according to Japan's foreign ministry).
(Kevin Liptak. Sumo, golf and barbeque: Trump and Abe bond after a tweet underscored divides. CNN. May 26, 2019.)
週末の日米外交はゴルフに始まり、昼はアメリカンビーフのハンバーガー、夕方から相撲観戦、夜は大統領お好みの肉料理をメインとした炉端レストラン、と蜜月ぶり(!?)を見せつけるような歓待のオンパレードだったようです。
記事中、
the lavish displays of camaraderie
というくだりがありますが、"camaraderie"という単語はスペルからも想像がつくようにフランス語です。
友情、友誼、同志愛; 仲間であること
(ランダムハウス英和辞書)
という日本語が充てられています。
"camaraderie"から、英語の"comrade"という単語をすぐに思い浮かべた人は正解です!
"comrade"も仲間とか同僚、同志、といった意味ですが、語源を遡ると部屋を意味するラテン語cameraに由来します。
つまり同じ部屋にいる仲間、ということですね。
"camaraderie"という単語は仲間("comrade")に加えて、仲間意識というような意味合いで使われます。ややこしいですが、"comrade"から派生した"comradery"という単語も存在ます。
当ブログでこれまでにフランス語、特に政治や外交のコンテクストで使われるものを多く取り上げてきましたが、"camaraderie"にも同じニュアンスがあるのかもしれません。
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