最近30日間のアクセス数トップ3記事

2020年12月11日金曜日

ケタが違う ー centibillionaire

富める者は益々富み、貧しき者は益々・・・。

ミリオネア(millionaire)と言っていた時代は過ぎ、"billionaire"が普通に使われる今日ですが、さらにその上を行くお金持ちを指すのに、


centibillionaire


という単語があることを知りました。

“multi-millionaire”、“multi-billionaire”という表現は聞いたことがありますが、“centibillionaire”は初めてです。

スペルから想像がつきますが、"centibillionaire"は、centi-(つまり、100)掛けることの、"billion"(10億)ということのようです。

同じ概念に基づく、"centimillionaire"は辞書に載っているようですが、“centibillionaire”はまだ辞書には掲載されていないようです。


You probably think 2020 has turned out to be a pretty lousy year, what with the coronavirus pandemic, a global recession and unceasing partisan warfare in Washington.

Then again, you're not Jeff Bezos or Elon Musk.

Thanks to soaring stock prices at Tesla, the company Musk founded, the quirky South African-born entrepreneur has seen his personal wealth soar to unimaginable heights of $147 billion.

In fact, Musk is one of only five centibillionaires in the world, or someone with a personal fortune exceeding $100 billion, according to the Bloomberg Billionaires Index as of Dec. 9.
(Jim Zarroli. There's Rich, And Then There's Jeff Bezos Rich: Meet The World's Centibillionaires. NPR. December 10, 2020)
 

世界にはアマゾンのJeff Bezos氏を始めとして、1,000億ドルを超す資産を持つ大金持ち(「大金持ち」という表現が陳腐に感じられさえします)が5人いるそうです。

Bezos氏の純資産1,820億ドルは、比較するとハンガリーやウクライナなどのGDPを超えるそうですから、その規模たるや凄いものがあります。

日本語の「百万長者」を広辞苑で引くと、


非常に多くの富を有する人


とあり、百万と“million”は符合するものの、具体的にそれが数字の1,000,0000であるということではないようです。

百万長者の上を行くのは「億万長者」ということになるかもしれませんが、こちらも具体的な数字があるわけではなく、日本語では規模として頭打ちといったところですが、英語では違うようです。



0 件のコメント:

コメントを投稿