新型コロナによる、いわゆる「巣ごもり需要」を受けて、ビデオゲーム業界は今年は記録的な売り上げを達成したようです。
Move over, NBA and Wonder Woman, there’s a new top dog in town.
The video game industry is set to exceed the revenue brought in by sports and movies combined, fueled in part by the coronavirus pandemic making new gamers out of stuck-at-home citizens.
Global video game revenue is up 20 percent in 2020, and will finish the year at an eye-watering $180 billion according to data from IDC. That figure beats the pre-coronavirus $100 billion that movies brought in 2019, and the $75 billion brought in by the major sports leagues around the world.
(Nicholas Vega. Video game revenues in 2020 set to top sports, movie industries. New York Post. December 23, 2020.)
その収益は、スポーツと映画を足した2019年興行収入を上回って、1,800億ドルに達するそうですが、記事中、
will finish the year at an eye-watering $180 billion according to data from IDC
とある部分の、"eye-watering"という形容に目が留まりました。
コンテクストからこの表現が、程度を強調しているのであろうということは分かるのですが、初めて見る表現でしたので、辞書を引いてみるのですが、載っていないのです。
似た表現の"mouth-watering"(涎が出そうな)を思い起こすに、"eye-watering"とは、涙(が出そうな状況)を連想させます。涙が出るほど高い、高額である、と言いたいのだろうと思われます。
涙が出るのは、辛いからでしょうか、それとも嬉しいからでしょうか?
(Merriam-Webster Onlineを始め)オンライン辞書にもほとんど見当たらないのですが、Collinsのサイトでは、
painful or extremely unpleasant
とありました。こちらは、買い手にとって高額すぎるという、つまり辛い場合を指しているようです。
引用した記事の場合は、ゲーム業界関係者には歓喜の涙を催すような状況だと言えます。
同様な表現に、"eye-popping"(目玉が飛び出るような)があります。
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