チョムスキー氏(Noam Chomsky)はアメリカの有名な言語学者です。
言うのも恥ずかしいですが、私は大学時代に少しだけ チョムスキーの生成文法理論を学んだことがあります。
同氏は政治的な発言や著作、活動でもよく知られています。
久しぶりにChomskyの名前に出くわしました。
Noam Chomsky, the American linguist, activist, and political writer, is one of the most famous and harshest critics of American foreign policy.
(中略)
Chomsky has always been extremely pragmatic in his political analysis, diverging from some other leftists in his belief in the necessity of voting for mainstream Democrats against Republicans. But in addition to supporting Joe Biden this year, he told me that Donald Trump is “the worst criminal in human history” and expressed serious concerns about the future of American democracy (although he conceded that it “was never much to write home about”).
(Isaac Chontiner. Noam Chomsky Believes Trump Is “the Worst Criminal in Human History.” New Yorker. October 30, 2020.)
左翼的、と十把一絡げにしてしまうと怒られそうですが、やはりChomskyはトランプ氏には批判的なようです。
生成文法とか言っておきながら、このブログで取り上げるのは卑近な表現ばかりではありますが、引用した最後の部分、
it “was never much to write home about”
という表現を知らなかったので取り上げました。
辞書を引けば載っていますが、"write home about"という表現は、
~について特別に取り立てて言及する、騒ぎ立てる
という意味のフレーズです。
主に否定文のコンテクストで用いられるので、引用した部分でもそうなっているように、意味合いとしては、
取り立てて言う程の事も無い
ということです。
このブログ記事自体、この表現を既にご存知の方には、"not much to write home about"でした。
ここでの“home”は副詞として機能していますが、家、自宅という意味からは離れて、強意的な意味合いで用いられています。
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