“sequin”というのはスパンコールのことなんですが、英語には“spangle”という単語もあって、カタカナの「スパンコール」は“spangle”から来ています。(スパンコールをご存知ない方のために補足すると、パーティや舞台衣装などのドレスをきらびやかに見せる装飾で、照明を受けて反射する素材です。円形で穴が空いているものが多く、服地の表面に付けられるものです。)
“sequin”は、シークゥインのように発音されますので、「スパンコール」と結び付きにくいんですが、英文では“spangle”よりも“sequin”を見ることの方が多いように思います。
CNNを斜め読みしていたら、海藻類からスパンコールを作成する取り組みが紹介されていました。
科学の実験室とファッションの意外なコラボという訳です。
大抵はプラスチック製だそうですが、藻から作るという発想は奇抜ですね。(CNN記事の写真は普通のスパンコールには見えませんが。)
Along with vegetables and marigold, Dr. Theanne Schiros has been growing a sneaker at her home in Brooklyn. Schiros is an assistant professor at FIT and a research scientist at Columbia University who focuses on biofabrication, or growing textiles in labs. As part of the One X One incubator program, an initiative by Swarovski and Slow Factory with support from the United Nations, she’s been working with Dao-Yi Chow and Maxwell Osborne of Public School to grow a zero-waste, low-carbon-footprint version of a Public School shoe out of fermented bacteria.
(中略)
(Sarah Spellings. Growing Sequins and Sneakers in a Lab With Public School and Phillip Lim. Vogue. December 8, 2020.)
“sequin”(スパンコール)が円形なのは、そもそもsequinとはイタリアで作られていた硬貨のことを指していたことに因むようです。
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