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2023年5月19日金曜日

fortnight

2023年5月19日、今日の1語は“fortnight”です。
 
ご存知の方には釈迦に説法となってしまいますが、2週間という意味の単語です。何故この単語を取り上げたのかについては、最後に。
 
では用例をどうぞ。
 
 
The London Fire Brigade (LFB) published the video showing the moment an e-scooter catches fire while plugged in at a house in Brent, northwest London, on Saturday.
 
It takes just seconds for the room to be engulfed in flames and smoke.
 
Security guard Dell Williams, 37, was charging the e-scooter that he bought a fortnight earlier after seeing a listing on Gumtree.
(Dramatic footage shows e-scooter battery catch fire in kitchen - as owner says he 'cheated death'. Sky News. May 18, 2023.)
 
 
電動自転車、電動スクーターなど、電気自動車に限らず、電気を動力源とする乗り物が広まっていますが、記事では自宅で充電中の電動スクーターが発火し、大火事になりかけたというものです。
 
問題の電動スクーターは、
 
 
bought a fortnight earlier
 
 
ということで、つまり、2週間前に購入したものでした。購入品に問題があったのか否か、記事から分からないのですが、バッテリーが過熱したのが発火の原因のようです。
 
さて、“fortnight”という単語ですが、これは古英語においてfeowertyne nihtと言っていたものが、fourtenihtに約まり、“fortnight”になったと辞書の語源解説にあります。
 
古英語のfeowertyne nihtとは"fourteen nights"、つまり「14夜」ということなんですね。14夜、イコール2週間、という訳です。
 
昔、ゲルマン人は1日を数えるのに日中(Day)ではなく、夜(Night)を基準に数えたとされ、そうした週間がこの“fortnight”という単語にも垣間見えるということなのです。

ゲルマン人は昼間から夜に続くというよりも、夜がまずあってそれから夜が明けて昼になる、という感覚だったそうです。ローマの歴史家タキトゥスの著作「ゲルマーニア」(第11章)にそのような記述があるということなので読んでみました。
 
さて、冒頭に書きました、本日“fortnight”という単語を取り上げた理由について・・・。
 
本日、2023年5月19日で当ブログ「えいご1日1語」は14周年を迎えました。
 
ということで、数字の14に因む単語を取り上げた、という訳です。
 
今後も当ブログをご愛読いただけますとうれしいです。
 

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