このところ英メディアのヘッドラインを斜め読みしていますと、イギリス国内では目下、チャールズ新国王の即位式の話題で持ち切りのようです。
今週、5月6日土曜日に予定されている戴冠式(coronation)の準備が着々と進められている模様です。以下引用の記事によれば、記念コンサートがウィンザー城で予定されているようで、国を挙げてのお祭り騒ぎ(祝賀行事というべき!?)のようです。
Around 20,000 members of the public are expected to attend the event next Saturday where they will be greeted by a stage lit in red, white and blue against the background of the East terrace of Windsor Castle, according to mock-up pictures released by the BBC.
The stage will fan out into the audience and have a halo-like screen surrounding the roof, which the broadcaster said will "symbolise the Crown protecting the nation".
(King's Coronation Concert to feature Union Flag-shaped stage. Sky News. April 30, 2023.)
さて、改めて説明の必要もないかもしれませんが、戴冠式を意味する"coronation"という単語は、"coronate"という動詞から来ており、この動詞は王冠を意味する"corona"(そうです、新型コロナも!)から来ています。
王冠を意味する単語に、"crown"があるのはご存知でしょう。日本のクルマのブランド名にもあり、王冠のロゴが使われていますね。
"corona"と"crown"はいずれも同じラテン語を語源としていますが、英単語としては異なるスペルと意味を持つ2つの単語に派生しました。このような関係にある単語を言語学では二重語と呼び、英和辞書の語源欄にも補足説明がされているかと思います。
英語にはこのような二重語、さらには三重語とされる単語があり、単語数の豊富さに繋がっているものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿