故エリザベス女王の国葬も終わり、関連の報道も落ち着いた感があります。
そう言えば、イギリスでは紙幣や硬貨のデザインもエリザベス女王の肖像からチャールズ新国王のそれに取って代わられると報道されていましたが、今日のニュースではその第一弾でしょうか、チャールズ国王の肖像をデザインした50ペンス硬貨が公表されたとあります。
The first British coins to feature the image of King Charles have been unveiled by the Royal Mint, with the portrait of the new monarch facing the opposite direction to his late mother Queen Elizabeth in keeping with tradition.
The new image will appear on 50 pence ($0.55) coins, which will begin circulating in the coming months, and also on a commemorative 5 pound coin which also features two new portraits of Elizabeth on its reverse side.
(中略)
"As we move from the Elizabethan to the Carolean era it represents the biggest change to Britain's coins in decades and the first time that many people will have seen a different effigy," said Kevin Clancy, director of The Royal Mint Museum.
(New UK coins featuring image of King Charles revealed. Reuters. September 30, 2022.)
故女王を偲んで記念硬貨のセットなども販売されるそうです。
さて、引用した記事の最後の方で、
from the Elizabethan to the Carolean era
と出てきます。
そうです、時代(王朝)はエリザベス王朝時代からチャールズ3世の王朝へと移る訳です。
"Elizabethan"は特に気にも留めませんでしたが、"Carolean"にはおや、と思わされました。
Charlesを形容詞にすると"Carolean"になるとは浅学にして知りませんでした。
"Carolean"を辞書で確認すると、"Caroline"に同じ、ともあり、ますます疑問が。
ファーストネームのCaroline(キャロライン)は女性名です。愛称のCarol、Carrieなども同様。
チャールズ新国王を指す"Carolean"が女性名の"Caroline"でもあるというのはちょっと違和感を覚えるところではありますが、チャールズ1世、2世の時代からその御世は"Carolean (era)"だそうです。